毎日、眠りにつく前に
1日の中で「ありがとう」と言えることを3つぐらい思い浮かべて
携帯のアプリに入力して眠るようにしている。
決して長々とは書かないし、本当にちょっとしたこと、ささいなことでいいから、感謝したいことを入力して1日を終えるようにした。いつのまにか100日続いている。
何も変わらない毎日なのだが、以前より人に腹を立てたり、悔やむことが少なくなったような気がする。そんなことよりいいこと探しではないが、心が温かくなる出来事や人のやさしい笑顔や言葉が浮かぶようになったように思う。
また、反対に友だちと話しをするとき、愚痴をいうことが多く、自分のことを聞いてほしい、わかってほしいという思いが強かったのだが、最近は人の話しを聞いていることの方が多いように感じる。その会話の中から、その人が持つ悲しさや辛さを感じると、落ち着いて物事が言えるようになっている気がする。
同じように瞑想も続けている。
瞑想はどうしても朝起きれなかったりして、数える程度だができない日もあった。
瞑想をするときは、何も考えないようにしている。朝方、聞こえてくる鳥の声や、車が走りゆく音も、思考に浮かんだ瞬間に、「鳥が鳴いた」「車が走っていった」とラベルを貼って、すぐ集中する呼吸やお腹の膨らみに意識を戻す。集中力が高まってくる頃、慈悲の言葉を唱える。
眠気が強い日は、慈悲の言葉が途中で唱えられなくこともあるが、集中できる日は、身体に何の力もなく、周りと同化したような感覚になることもある。
手元に瞑想に関する本が3冊ある。
読み返してみると、意味がよくわからなかったことや気づかなかったことに出会う。今なら理解できることもある。集中の状態が高まると禅定という域があるようだ。
私は心が弱いのだろうか。なかなかそういう体験には届かないが、なぜだか瞑想に興味を持ち、続けてきたおかげで、多少、気持ちが安穏でいられるようだ。